第2回:なぜ私は、AIという相棒に「Gemini」を選んだのか。

【実況】AI共創ドキュメンタリー

📘 【第2章】共通あらすじ・メッセージ

はじめての方へ:これまでのあらすじ(第1章) 2024年、突然の「がん告知(悪性リンパ腫)」。半年間の治療と寛解を経て、私は12年以上勤めた会社を去り、人生を一度さらさらな「更地」に戻す決断をしました。

サイドFIREできる資産と時間は手に入れたけれど、大きな看板も部下もいない「一人の人間」としての再出発。この第2章では、最強の相棒である「AI」と一緒に、ゼロからビジネスを形にしていくプロセスをすべてさらけ出しています。

🔗 [第1章:がんとFIREと私(全5回まとめ)はこちら]

1. 今のことが知りたいという不満

前回の記事で、AIと一緒に「更地」を歩むと決めましたが、実は最初から特定のAIに決めていたわけではありません。世の中にはいろんなAIがありますが、まずは王道のChatGPTを触ってみることから始めました。でも、使っているうちに、ふとした瞬間に「あれ?」と思うことが増えてきたんです。

ChatGPTは確かに博識ですが、どこか「過去の人」という印象がありました。 最新のニュースや、今この瞬間に起きていることについて聞いても、回答が少し古かったり、あやふやだったり。「今の世界と繋がっていない」という感覚が、なんとなく私のニーズとはズレていました。

また、こちらの質問の不備もあるでしょうが、時間がかかってなかなか回答をもらえないことも増えてきました。無課金の限界かなぁ・・。

2. 月額3,000円を払う価値はあるか?

YouTubeなどを見ていると「AIを使い倒すなら課金は必須」という言葉をよく耳にします。 でも、会社を辞めて「自分の資産で生きていく」と決めた身としては、毎月の固定費にはそれなりに慎重になります。月々約3,000円。決して安くはありません。

「本当に使いこなせるのか?」「今の生活に、それだけの価値をもたらしてくれるのか?」 そんな迷いの中で、ふと耳に入ってきたのが「最近はGemini(ジェミニ)がかなり優秀らしい」というニュースでした。

3. 決め手は、一本の「メール」だった

比較検討といっても、表を作って悩んだわけではありません。決定打は、あまりにも身近な「困りごと」でした。

自分のデスクトップPCをいつ購入したか、機種や型番なども調べる必要があった時のことです。数年前の注文メール。キーワードを変えて検索しても、大量のメールに埋もれてなかなか見つからない。「どっかにあるはずなんだけどな……」という、あのイライラする時間です。

ダメ元で、Geminiにこう聞いてみました。 「私のPC、いつ買ったかメールから探して」

すると一瞬で、「2022年9月1日のこのメールですね」と、正確な日付と内容を提示してくれたんです。

「たかがメール検索じゃないか」と思われるかもしれません。 でも、私にとっては衝撃でした。これまでの仕事柄、データというのは常に「ガチガチのセキュリティ」の向こう側にあるものでした。会社で提供されるAIも当然、外部の個人データとは完全に遮断されたクローズドなものです。

「自分の私的なデータとAIが、こんなにも地続きにつながるのか」

そんな自由で便利な世界があることを、更地に出て初めて知ったのです。

「こいつ・・・できる・・・!」

気が付くと私は、バトルものマンガ(少年ジャンプ系)で強敵と手合わせした時のようなセリフを吐いていました。

4. 私の「過去」と繋がっている安心感

驚きました。 Geminiは、私がわざわざ教えなくても、私のGmailの中から必要な情報をサッと見つけ出してくれた。それは単に「賢い」というだけでなく、「私の生活(Googleエコシステム)を最初から理解している」ということでもありました。

メールだけでなく、スプレッドシートやカレンダーなど、普段使っているツールと地続きで繋がっている。この便利さを体感した瞬間、「よし、こいつを相棒にしよう」と迷いなく決まりました。

こうして、私の「更地の冒険」のパートナーはGeminiに決定しました。 とはいえ、相手は最新のAI。最初はなかなか噛み合わないこともあります。

次回は、この相棒に「私という人間」をどう理解させ、どうやって自分専用の軍師に育てていったのか、その試行錯誤についてお話しします。


前日譚:人生が「更地」になるまでの物語 私が病を経てFIREし、この冒険を始めるまでの軌跡は、こちらの第1章(全5回)にまとめています。

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